光回線の知識

光回線のメリット・デメリットを解説!他の通信手段がおすすめな人も紹介

光回線のメリット・デメリットを解説!他の通信手段がおすすめな人も紹介

光回線を契約しようか迷っていて、メリット・デメリットが気になっている方も多いのでは。

光回線は他の通信手段に比べ、通信速度がピカイチに速く、快適なネット環境を作れるのがメリットです。

ただ、「工事費が必要」「最安の通信手段ではない」など、いくつかデメリットもあります。契約を考えているならこのあたりもチェックしておきたいところです。

本記事では、光回線のメリット・デメリットを解説します。

泊木所長
光回線以外の通信手段がおすすめな人についても、記事の後半で解説しています。ぜひ目を通してみて下さいね。
トミー

この記事の監修者

トミー(@5150wireless

東京都出身、通信業界に19年身を置く現役の通信技術者です。
これまでに代理店での固定系回線販売や、ISPでのテクニカルサポート業務を経て技術畑に転身。
現在はモバイル通信のネットワークに関わる仕事に約15年従事しています。
このサイトでは、最適で快適な通信環境を整えるための情報を、簡潔に分かりやすく伝える事を心がけています。

光回線のメリット|通信が速い・接続が安定しているなど

光回線のメリット|通信が速い・接続が安定しているなど

光回線は、「通信速度が速い」「接続が安定している」など、通信の質が大きなメリットとなります。

泊木所長
光回線のメリットとしては以下の3点です。

メリット

  • 通信速度が速い
  • 接続が安定している
  • 通信制限がない

通信速度が速い

光回線の通信速度は多くは最大1Gbpsとなっています。一部サービスでは、最大2Gbpsなども提供しています。

速度の実効値としても、有線で500~800Mbps程度Wi-Fi接続でも200~500Mbpsなど高い通信速度が出ます。

モバイルWi-FiのWiMAXの通信速度がざっくり20~100Mbps程度、携帯電話の通信回線の速度が~50Mbps程度です。

基本的には、光回線が一番速い通信手段となります。

通信の種類通信速度の大まかな目安
光回線有線:500~800Mbps程度
Wi-Fi:200~500Mbps程度
WiMAX20~100Mbps程度
携帯電話の回線~50Mbps程度

「オンラインゲームをやプレイしたい」「高画質で映画やYoutubeを楽しみたい」など、通信速度が求められる利用方法を想定しているなら、光回線がおすすめです。

接続が安定している

WiMAXや、携帯電話の回線の場合は、電波状況によって通信の安定性が左右されます。

一方で、光回線なら自宅の接続環境さえ整えれば、基本的には安定して通信できます。

とくに有線で接続すれば、自宅内での障害物や電波干渉の影響もなく、より安定した通信が可能です。

通信制限がない

携帯電話の回線の場合、ほとんどのプランでは毎月のデータ容量の上限が決まっています。

またWiMAXも、ギガ放題のプランなら毎月の通信の上限はありませんが、一定期間内に大量のデータ通信をした場合、ネットワーク混雑時間帯に速度制限がかかる可能性はあります。

一方で、光回線なら月ごとの通信の上限はなく、使い放題で使用していくことができます。

大容量の通信をしたい人も光回線がピッタリです。

光回線のデメリット|工事が必要・最安ではない

光回線のデメリット|工事が必要・最安ではない

光回線にも他の通信手段と比較してのデメリットがいくつかあります。

泊木所長
デメリットとしては以下の3点が挙げられます。

光回線のデメリット

  • 開通のために工事が必要
  • 最安の通信手段ではない
  • 自宅でしか使えない

開通のために工事が必要|時間と費用が掛かる

光回線を導入する際には回線工事が必要です。時間と費用が掛かる点はデメリットといえます。

申し込みから開通まで、早くても2週間~1か月程度、場合によっては2カ月程度の期間がかかります。

また、工事費としても3~4万円程度かかります。

開通までの期間を短くしたい場合には、開通の早い光回線を選ぶといった工夫が必要です。

また費用については、月々の割引で工事費が実質無料になる光回線を選ぶなどすると軽減できます。

最安の通信手段ではない

人によっては、光回線の契約が最安の選択にならないケースも多いです。

光回線ほどの速度が必要なく、通信量も多く使わないなら、携帯電話のテザリングで済ませてしまう方法もあります。

プランを大容量のものに切り替えたとしても、光回線の契約より安く済むケースが多いはずです。

そのほか、モバイルWi-Fiなら月々3,000~4,000円程度で100GB程度の契約ができるところもあります。

光回線は、とくに戸建てタイプだと月々4,500~6,000円程度の料金が掛かります。安いところを探すと、モバイルWi-Fiの方が費用を抑えられたりします。

「ガッツリ家で通信を使うわけではない」という人は、

  • 携帯電話回線を活用する
  • モバイルWi-Fiを契約する

など別の選択肢も視野に検討してみると良いでしょう。

自宅でしか使えない

モバイルWi-Fiは外出先でも利用できますが、光回線が使えるのは自宅だけです。

モバイルWi-Fiなら、以下のような活用方法が可能です。

  • 外出先のカフェでパソコンをネットに繋ぐ
  • モバイルWi-Fiを持ち歩いてスマホの通信量を節約する

モバイルWi-Fiとの比較においては、外出先での利用の可否は大きなポイントになるでしょう。

光回線がおすすめな人・他がおすすめな人をチェック

光回線がおすすめな人・他がおすすめな人をチェック

光回線にしようか、他の通信手段にしようか迷っている方も多いのではないでしょうか。

光回線、モバイルWi-Fi、携帯のテザリングがおすすめな人をそれぞれまとめました。

泊木所長
自分にピッタリの通俊手段はどれなのか、あらためて検討してみましょう。

光回線がおすすめな人

  • 自宅に快適なネット環境を整えたい
  • オンラインゲームなど大容量の通信をする

モバイルWi-Fiがおすすめな人

  • 出先でパソコンなどを使いたい
  • スマホの通信量を節約したい
  • 自宅でも外出先でも使える通信手段を契約したい

携帯のテザリングでOKな人

  • 自宅でネットはそんなに使わない
  • 携帯で契約中の大容量プランで足りそう

自宅で快適にネットを使いなら光回線

自宅に快適なネット環境を整えたいなら、やはり光回線がダントツにおすすめです。

WiiMAXなどは高速化してきているものの、やはり光回線の通信速度は群を抜いています。

快適にネットを楽しむなら、工事も済ませて光回線を導入してしまうのがベストです。

外出先でもネットを使うならモバイルWi-Fi

自宅でも外出先でも使える通信手段を一つ契約するならモバイルWi-Fiがおすすめ。

通信速度は光回線に少し劣りますが、場所にとらわれずに、いつでも通信が使えるのは光回線にないメリットです。

スマホの通信も、外出先でのパソコンの使用も、家でのネットも、あらゆる通信手段をひとまとめにできます。

自宅でネットをあまり使わないならテザリングで十分

自宅でネットをあまり使わないというのであれば、スマホのテザリングで十分です。

テザリングはスマホをモバイルWi-Fiのように使って、携帯電話回線の通信をシェアできる機能です。

とくに大容量プランを契約していてデータ容量が余っているなら、こちらの方法もぜひ検討しましょう。

まとめ

まとめ

泊木所長
光回線のメリット・デメリットなど解説しました。

メリットはあらためて以下の3点です。

光回線のメリット

  • 通信速度が速い
  • 接続が安定している
  • 通信制限がない

速度や接続の安定性など通信の質を求めるなら、やはり光回線がベストです。

一方で、光回線のデメリットは以下の3点。

光回線のデメリット

  • 開通のために工事が必要
  • 最安の通信手段ではない
  • 自宅でしか使えない

開通工事のために時間と費用が掛かるのがデメリットとして大きいところです。

以上を踏まえ、光回線がおすすめな人は以下の通り。

光回線がおすすめな人

  • 自宅に快適なネット環境を整えたい
  • オンラインゲームなど大容量の通信をする

少し本格的にネット環境を構築したいなら、光回線を導入するのがおすすめです。

外出先でも使いたいなら「モバイルWi-Fi」、実はネットはあまり使わないなら「携帯のテザリングで済ます」も候補となってくるでしょう。

泊木所長
ぜひ光回線のメリット・デメリットをざっくり押さえて、自分にピッタリの通信手段を検討していきましょう。

参考光回線とプロバイダの違いとは?確認方法や「光コラボ」も解説

\ 当サイトおすすめ光回線 /

2022年7月の電気通信事業法改正について
2022年7月1日以降に締結した電気通信サービスに対する違約金は、月額料金を超えた請求をしてはいけないルールになりました。
同時に、契約期間満了後の工事残債や撤去費用の請求、契約解除手数料の請求もできなくなりました。
詳しくは、総務省公式サイトの電気通信事業法における消費者保護ルールをご確認ください。

光コラボがおすすめな理由

当サイトでは、一般的な利用であれば光コラボ回線を推奨しています。

光コラボ回線は、NTTの光ファイバーを使用し、料金はNTTのフレッツ光よりも安価な事が特徴の光回線です。

NTTの光ファイバー(光コラボ回線)を引いておく事によって、将来的に乗り換えをしたくなった場合でも、工事不要で簡単に会社間の乗り換えができる選択肢を作っておく事になります。

(光コラボ提供事業者間の乗り換えは、原則的に工事不要で乗り換え可能)

また、10Gbpsの高速光回線の提供も一部地域でスタートしているため、高速なネット環境を用意したい方にもおすすめです。

将来的な変化にも柔軟に対応可能

NTTの光ファイバーは日本で最もサービス提供エリアが広く、NTTの光ファイバーを使ってサービス提供をしている事業者(光コラボ回線事業者)はとても多いです。

大手通信会社が提供する光回線(ソフトバンク光楽天光ドコモ光ビッグローブ光)もNTTの光ファイバーを使用した光コラボ回線です。

スマホの会社と光回線の会社を合わせる事でスマホセット割引を適用させる事ができますが、スマホのキャリアを将来的に乗り換えた場合でも、光コラボ回線同士なら工事不要で簡単に乗り換えできます。

泊木所長
通信費をトータルで安く抑えるなら、スマホの通信キャリアと合わせるとお得!

セット割で毎月のスマホ料金が割引になります。

スマホキャリアセット割が使える回線
NTT docomoドコモ光ドコモ home 5G
au

UQ mobile

auひかりビッグローブ光So-net光プラスWiMAX+5G
SoftBankソフトバンク光NURO光ソフトバンクAir
Y!mobileソフトバンク光 ソフトバンクAir
Rakuten Mobile楽天ひかり

ソフトバンク光

ソフトバンク光

ソフトバンク光は、NTT東西のフレッツ光回線を使用した光コラボ回線です。

大きな特徴は、申し込みから開通までの期間が光回線の中でも比較的早く、開通するまでのネットが使用できない期間に、ポケットWi-Fiやホームルーターの貸し出しサービスがあります。

ソフトバンクのスマホ利用者は割引があるため、コスト面や通信品質面を見ても、ぜひ検討したい光回線です。

ビッグローブ光

ビッグローブ光(BIGLOBE光)

ビッグローブ光は、auスマホ・UQスマホ利用者のセット割引が適用される、光コラボ回線です。

ビッグローブはKDDIグループ企業ですが、回線にNTT東西のフレッツ光を利用しているため、auひかりとは異なるサービス提供エリアを持ちます。

現在、フレッツ光や他の光コラボ回線を利用されている方は、工事費不要で直ぐに乗り換え可能。KDDI系のスマホを利用されている方は、大幅な通信費削減が見込めます。

ドコモ光

ドコモ光は、NTT東西のフレッツ光回線を使用したプロバイダとセットのサービスです。(光コラボと言います)

光コラボは、別料金になっている事が多いプロバイダー料金がセットになっているため、比較的安価なことが特徴です。

NTTのフレッツ光を利用している方は、設備そのままで乗り換え可能なので、毎月の通信費削減にもなります。

スマホがdocomoの方は毎月のスマホ料金が割引になります。

  • この記事を書いた人

ネット回線のリアル 編集部

無線・有線問わず、安くて速い最強のネット回線を選ぶためのリアルな情報を発信しています。編集長は、通信業界19年目の現役通信技術者です。ネット回線の事なら全てお任せください。当サイトに関する詳細情報は運営者情報のページをご覧ください。

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