回線選び・比較

10G(ギガ)の光回線はコレがおすすめ!各社比較と選び方の注意点を現役通信技術者が解説【2024年4月最新】

おすすめ10G光回線 5選
回線事業者月額料金(税込)
ソフトバンク光
光コラボ回線
6,380円
6ヶ月目まで500円キャンペーン中
とくとくBBドコモ光
光コラボ回線
2年縛りプラン:6,380円
縛りなしプラン:8,030円
enひかり
光コラボ回線
5,445円
auひかり7,018円〜
eo光
関西エリア限定
1年目:3,280円月
2年目以降:6,530円
トミー
トミー
こんにちは!現役通信技術者のトミーです!

この記事では、事業用の光回線に関わっている僕がおすすめする、10G(ギガ)の光回線を厳選ピックアップしました!

メリット・デメリットや、高速光回線のスピードを最大限に活かすためのチェックポイントも解説していますので、是非参考にしてみてください。

この記事で分かること

  • 事業用光回線に携わるプロが選ぶおすすめ10G光回線
  • 10G回線の特徴と周辺機器など含めた選び方の注意点
  • 5Gモバイル回線と10G光回線の比較
  • 10G光回線のよくある質問と回答 など
  • この記事の著者
トミー

トミー(ネットワークエンジニア)

関東出身、通信業界に約20年身を置く現役の通信技術者です。
これまでに販売代理店での固定系回線販売や、プロバイダーでのテクニカルサポート業務を経て技術畑に転身。
現在はモバイルネットワークに関わる業務に約16年従事し、無線通信や通信基地局向けの光回線、IPネットワーク等の技術と日々向き合っています。
このサイトでは、快適な通信環境を整えるための情報を、簡潔に噛み砕いて分かりやすく伝える事を心がけています。» 運営者情報

参考光回線おすすめランキング!現役通信技術者が各社徹底比較&選び方を解説

令和4年7月1日改正の電気通信事業法について
2022年7月1日以降の通信回線契約において、月額料金1ヶ月分を超える違約金の請求はできなくなりました。
これにより、2年や3年等の最低利用期間(契約縛り期間)を設けている光回線事業者の違約金が大幅に減額されています。
2022年6月30日以前に契約をされた方は適用外となりますのでご注意ください。
目次(タップできます)
  1. おすすめの10G(ギガ)光回線提供事業者
  2. 光回線の10G(ギガ)プランとは?
  3. 10G(ギガ)光回線を選ぶ際のポイント
  4. 10Gの通信速度を活かすためには周辺機器のスペックにも注意
  5. 10G(ギガ)光回線のメリット・デメリットと必要性について
  6. 10Gプランへの切り替え方法と注意点
  7. 【FAQ】10G光回線に関するよくある質問と回答
  8. 【まとめ】今後は10G(ギガ)の光回線が主流になる

おすすめの10G(ギガ)光回線提供事業者

おすすめの10G(ギガ)光回線提供事業者

トミー
トミー
掲載順位はおすすめ順になっていますが、これは僕個人の評価に基づいたものです。(料金、サービス、乗り換えのしやすさなど、総合的な判断基準を考慮しています)

もし判断に迷う場合は、スマホのセット割を優先し、日本で最もサービス提供エリアが広い、NTT東西のフレッツ光クロス、または、NTTフレッツ光クロスの回線を利用している、いわゆる「光コラボ回線事業者」を選ぶことをおすすめします。

NTTのフレッツ光クロスを使用したサービス同士の乗り換えは、ご自宅に引き込まれている光ファイバーの物理的な変更がないため、工事なしで乗り換えができます。(事業者変更または転用といいます)

そのため、将来的に光コラボ回線事業者で魅力的なサービスが登場した場合でも、乗り換えがスムーズにできる選択肢を作っておくことができます。

おすすめ10G(ギガ)光回線
回線事業者月額料金(税込)
ソフトバンク光
光コラボ回線
6,380円
6ヶ月目まで500円キャンペーン中
とくとくBBドコモ光
光コラボ回線
2年縛りプラン:6,380円
縛りなしプラン:8,030円
enひかり
光コラボ回線
5,445円
auひかり7,018円〜
eo光
関西エリア限定
1年目:3,280円月
2年目以降:6,530円
NTT東西フレッツ光 クロス5,720円〜6,930円
+プロバイダー料金
J:COM NET7,568円
NURO光3年縛り:5,700円
縛りなし:8,300円
コミュファ光
中部エリア限定
1〜2年目:490円
3年目以降:5,940円
ピカラ光ねっと
四国エリア限定
マンション:5,390円
戸建て:6,600円
BBIQ
九州エリア限定
マンション:5,390円
戸建て:6,160円

おすすめポイント

光コラボ回線は、NTT東西のフレッツ回線を使用した、回線とプロバイダーがセットになったタイプの光回線です。

本家NTTのフレッツ光よりも料金が安価な事が特徴です。

日本最大手の通信会社(NTT)の回線を使用するため、通信品質は折り紙付きで、スマホキャリアの通信会社と合わせる事で、セット割引も適用することもできます。

※おすすめしている光回線は、編集部の見解と意向に基づいていますが、料金だけでなく、サービスやサポートなども考慮して、総合的に評価した結果です。評価項目はこちらをご覧ください。

ソフトバンク光

ソフトバンク光は、光回線の中でも開通が比較的早い事で知られています。

開通までのネットが使えない期間に、ポケットWi-Fiやホームルーターのレンタルサービスもあります。

ソフトバンクかワイモバイルの利用者で、スマホセット割が使える光回線をお探しの方はソフトバンク光がおすすめです。

ソフトバンク光 公式サイト

ソフトバンク光 公式サイト

画像出典:ソフトバンク光 公式サイト

提供エリアNTT東日本・NTT西日本フレッツ光クロスの提供エリア
■東日本
東京都・神奈川・千葉県・埼玉県 の一部エリア
■西日本
大阪府・和歌山県・京都府・滋賀県・兵庫県・愛知県・静岡県・岐阜県 の一部エリア
(※マンション向けプランは、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・大阪市・名古屋市の一部地域限定)
開通までの期間目安申込日+4日+最短6営業日以降で選択可
通信速度10Gbps
スマホセット割引ソフトバンク光とスマホセットで家族分のスマホも1台1,100円/月割引
(離れて暮らす家族分もOK)
開通までのWiFi貸出有り
初期費用事務手数料:3,300円
立ち会い工事なし:2,200円
立ち会い工事あり:26,400円(月額料金に上乗せし分割可能)
立ち会い工事あり(室内のみ):10,560円
月額料金6,380円(税込)
キャッシュバックあり
契約縛り期間2年
契約解除料なし
運営会社ソフトバンク株式会社

とくとくBB ドコモ光

とくとくBB ドコモ光 10G

とくとくBBのドコモ光は、2年縛りと、契約縛り期間なし、2種類のプランを選べます。

2年縛りプランの方が月額料金を2千円弱安くできるため、おすすめです。

また、スマホセット割引でドコモのスマートフォン料金もお得になるのが嬉しいポイントです。

ドコモ光 公式サイト

ドコモ光 公式サイト

画像出典:ドコモ光 公式サイト

提供エリアNTT東日本・NTT西日本フレッツ光クロスの提供エリア
■東日本
東京都・神奈川・千葉県・埼玉県 の一部エリア
■西日本
大阪府・和歌山県・京都府・滋賀県・兵庫県・愛知県・静岡県・岐阜県 の一部エリア
(※マンション向けプランは、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・大阪市・名古屋市の一部地域限定)
開通までの期間目安2週間~1ヶ月半程度
通信速度10Gbps
スマホセット割引スマホとセットで家族分のスマホも1台1,100円割引
(離れて暮らす家族分もOK、最大20台まで対応)
開通までのWiFi貸出なし
初期費用手数料:3,300円
工事費:16,500円〜19,800円
月額料金2年縛り:6,380円(税込)
契約期間縛りなし:8,030円(税込)
+ルーターレンタルの場合:550円/月(税込)
キャッシュバック有り
契約縛り期間2年/縛りなし
契約解除料2年契約の場合:5,500円(税込)
運営会社株式会社NTTドコモ

enひかり

enひかりは、株式会社縁人が提供している、NTT東西のフレッツ光 クロス回線を利用した光コラボ回線です。

光コラボ回線は元々安価な月額料金で知られていますが、enひかりはその中でも特に安価な月額料金で10G回線を提供しています。

他社のキャンペーン状況などにもよりますが、常に業界最安値を争う安価な月額料金です。

enひかり 公式サイト

提供エリアNTT東日本・NTT西日本フレッツ光クロスの提供エリア
■東日本
東京都・神奈川・千葉県・埼玉県 の一部エリア
■西日本
大阪府・和歌山県・京都府・滋賀県・兵庫県・愛知県・静岡県・岐阜県 の一部エリア
(※マンション向けプランは、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・大阪市・名古屋市の一部地域限定)
開通までの期間目安派遣工事なし:最短10日
派遣工事あり:最短10日以降、工事枠の空き状況による
通信速度10Gbps
スマホセット割引UQ mobile・ahamo・povoユーザーは110円/月割引
開通までのWiFi貸出有料(enひかりユーザーは割引有り)
初期費用事務手数料:3,300円
工事費:2,200円〜16,500円(現在キャンペーン中につき無料)
月額料金5,445円(税込)
キャッシュバックなし
契約縛り期間縛りなし
契約解除料なし
運営会社株式会社緑人

auひかり

【300×250】フルコミット株式会社/auひかり(フルコミット)

auひかりは、主にKDDIが独自に構築した回線網を使用してサービス提供しています。

フレッツ光や光コラボ回線ではサービス提供エリア外の場合も、使用しているネットワークが異なるため、auひかりであればエリア内の可能性があります。

代理店経由のお申し込みで高額キャッシュバック有り。

auひかりキャンペーンサイト

auひかり 公式サイト

画像出典:auひかり 公式サイト

提供エリア東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県 の一部エリア
開通までの期間目安マンション:2週間程度
戸建:1〜2ヶ月程度
通信速度10Gbps
スマホセット割引auスマホと自宅の光回線セットで最大1,100円/月の割引
(離れて暮らす家族分もOK、最大10台まで対応)
開通までのWiFi貸出一部代理店経由の申し込みで有り
初期費用事務手数料:3,300円
工事費:33,000〜41,250円(月額料金に上乗せし分割可能)
月額料金7,018円(税込)〜
キャッシュバック有り
契約縛り期間なし・2年・3年
契約解除料縛りありプランの場合のみ:〜4,730円(プランにより異なる)
運営会社KDDI株式会社

eo光(関西エリア限定)

eo光

電力系通信事業者のオプテージが運営しているeo光は、関西エリアを中心にサービス展開しています。

工事費が実質無料になったり、他社からの乗り換えにかかった費用を現金還元してくれるなど、手厚いキャンペーンも魅力的です。

また、月額費用を最大1年間、1ギガプランと同じ料金にまで割引するキャンペーンも実施中です。

eo光 公式サイト

eo光 公式サイト

画像出典:eo光 公式サイト

提供エリア近畿2府4県、福井県
開通までの期間目安お申し込みから開通工事まで標準1カ月
宅内調査から開通工事まで標準2~3週間かかります。
通信速度10Gbps
スマホセット割引auスマホと自宅の光回線セットで最大1,100円/月の割引
(離れて暮らす家族分もOK、最大10台まで対応)
開通までのWiFi貸出工事が遅れる場合は有り
初期費用手数料:3,300円
工事費:2,9700円(現在キャンペーン中につき無料)
月額料金1年目:3,280円月(税込)
2年目以降:6,530円(税込)
※プランにより異なる
キャッシュバック商品券10,000円分
契約縛り期間1年(即割を利用の場合2年間)
契約解除料2,400円〜6,200円
運営会社株式会社オプテージ

NURO光

NURO光は、ソニーネットワークコミュニケーションズが提供する高速インターネットサービスです。

NURO光もNTT回線を使用していますが、光コラボ回線とは異なる事業用のダークファイバーと呼ばれるタイプの光回線を使用しています。

3年縛りと、縛りなしの2種類のプランが用意されています。

NURO光 公式サイト

» NURO光 for マンションはこちら

提供エリア北海道・関東・東海・関西・中国・九州の一部エリア
開通までの目安戸建ての場合、1~2カ月程度
集合住宅の場合、1~3カ月程度
開通までのWiFi貸出有り
初期費用事務手数料:3,300円
標準工事費:44,000円
月額料金3年縛り:5,700円
縛りなし:8,300円
キャッシュバック有り
契約縛り期間なし・3年
契約解除料3年の場合4,400円
運営会社ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社

NTT東西 フレッツ光 クロス

NTT東西 フレッツ光 クロス

フレッツ光は、NTT東西が提供する日本で最も提供エリアが広い光回線です。

光コラボで他社に回線の卸売をしている事もあり、様々な事業者で広く使用されています。

10Gのサービス提供エリアは、NTT局内(GC局といいます)に10Gbps用の装置が設置できたエリアからサービス提供開始しています。

提供エリア■東日本
東京都・神奈川・千葉県・埼玉県 の一部エリア
■西日本
大阪府・和歌山県・京都府・滋賀県・兵庫県・愛知県・静岡県・岐阜県 の一部エリア
(※マンション向けプランは、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・大阪市・名古屋市の一部地域限定)
開通までの期間目安2週間~1ヶ月半程度
通信速度10Gbps
スマホセット割引なし
開通までのWiFi貸出一部代理店経由の申し込みで有り
初期費用手数料:3,300円
工事費:16,500円〜19,800円
月額料金5,720円〜6,930円(税込)
+プロバイダー料金
+ルーターレンタルの場合:550円/月(税込)
キャッシュバック一部代理店経由の申し込みで有り
契約縛り期間フレッツ 光クロス 月額利用料割引加入時は2年
契約解除料2年契約の場合:4,400円(税込)
運営会社東日本電信電話株式会社
西日本電信電話株式会社

J:COM NET

J:COM NET

ケーブルテレビで有名なJ:COMですが、自社のケーブルを使ったエリアと、auひかりの回線を使ったエリアがあります。

10Gプランはauひかりの回線を使用しています。

J:COMはKDDIのグループ企業であるため、auスマホやUQスマホのセット割引も使えます。

提供エリア関東・関西の一部エリア
開通までの期間目安約1ヶ月(調整のうえ決定)
通信速度10Gbps
スマホセット割引auスマホと自宅の光回線セットで最大1,100円/月の割引
UQモバイル指定プランとセットで最大858円/月の割引
J:COMサービスとセットで、J:COMモバイルのデータ容量増量
開通までのWiFi貸出なし
初期費用手数料:3,300円(税込)
基本工事費:41,250円(税込)
月額料金7,568円(税込)
キャッシュバックなし
契約縛り期間6ヶ月 他(プランにより異なる)
契約解除料プランにより異なる
運営会社JCOM株式会社

コミュファ光(中部エリア限定)

コミュファ光

コミュファ光は、中部地方の電力系通信事業者であるctc(中部テレコミュニケーションズ)が提供する光回線です。

ctcはKDDIグループのため、auスマートバリューで、スマホセット割引が使えます。

中部エリアでNTT系以外の光回線を探している方におすすめです。

提供エリア愛知県、岐阜県、三重県、静岡県、長野県の戸建住宅(一部地域を除く)
開通までの期間目安ホームで2カ月程度、マンションで1カ月程度(光回線導入済みマンションの場合)
通信速度10Gbps
スマホセット割引auスマホと自宅の光回線セットで最大1,100円/月の割引
(離れて暮らす家族分もOK、最大10台まで対応)
開通までのWiFi貸出なし
初期費用手数料:770円
工事費:27,500円
月額料金1〜2年目:490円
3年目以降:5,940円
キャッシュバック有り
契約縛り期間2年
契約解除料1カ月分の月額料金相当
運営会社中部テレコミュニケーション株式会社(ctc)

ピカラ光ねっと(四国エリア限定)

PIKARA

ピカラ光ねっとは、電力系通信会社のSTNet(親会社は四国電力)が提供する光回線です。

2年毎に月額料金が安くなる「ステップ2コース」最大割引1,000円と、四国電気の指定プランとセットで料金が安くなるコースがあります。

auスマホUQ mobileスマホ利用者のスマホセット割もあります。

提供エリア香川県・愛媛県・徳島県・高知県の一部エリア
開通までの期間目安約1ヶ月
通信速度10Gbps
スマホセット割引ネット+光でんわ加入で、auスマホの料金が550円/月 割引
UQ mobile利用者は最大858円/月 割引
開通までのWiFi貸出なし
初期費用手数料:3,300円
工事費:最大24,200円(税込)
月額料金マンション:5,390円(税込)
戸建て:6,600円(税込)
※長期割引制度有り
キャッシュバックなし
契約縛り期間2年
契約解除料1カ月分の月額料金相当
運営会社株式会社STNet

BBIQ(九州エリア限定)

BBIQ

BBIQは電力系通信事業者のQTnetが運営する光回線です。

2022年のJDパワーによる固定ブロードバンド顧客満足度調査で九州エリアNo.1を獲得しています。

QTnetは九電グループのため、電気とセットでの割引や、QTモバイルとセットでの割引があります。

10ギガプランの他に6ギガプランの提供も有り。

提供エリア福岡県・長崎県・宮崎県の一部エリア
開通までの期間目安1ヶ月程度
通信速度10Gbps
スマホセット割引QTモバイル利用者は最大220円/月割引
auスマホと自宅の光回線セットで最大1,100円/月の割引
(離れて暮らす家族分もOK、最大10台まで対応)
開通までのWiFi貸出なし
初期費用手数料:880円
標準工事費:39,600円
土日の工事は+3,300円増額
月額料金マンション:5,390円
戸建て:6,160円
キャッシュバックなし
契約縛り期間3年・5年
契約解除料1ヵ月分の月額基本料相当額
運営会社株式会社QTnet

光回線の10G(ギガ)プランとは?

光回線の10G(ギガ)プランとは?

10Gプランの特徴

  • 理論上は1Gbpsの10倍高速な通信が可能
  • 一部のエリアで先行してサービス提供中
  • 料金は1Gプランの光回線よりも高め

これまでの光回線の軌跡として、だいたい6、7年で通信速度の向上があり、10年単程でトレンドが完全に入れ替わります。

現在は1Gbpsから10Gbpsへの転換期にいます

まだ取り扱っている会社やエリアは限定的ですが、将来的にほとんどの会社で取り扱いを開始する事になります。

光回線の通信速度

  • 100Mbps(2000年代初期)
  • 200Mbps(2007年〜)
  • 1Gbps(2014年〜)
  • 10Gbps(2020年頃〜)
  • 100Gbps(将来)
トミー
トミー
IoTデバイスの普及や、VODサービスの登場もありますが、時代の流れと共に必要とされる通信速度やデータ容量も年々大きくなってきてきています。

理論上は1Gbpsの10倍高速な通信が可能

現在主流の光回線の速度は1Gbpsです。

bpsは(ビット・パー・セカンド)といい、回線の伝送速度を表す単位です。

1Gbpsと10Gbpsを比較すると、約10倍速度の向上が見込めます。

ただし、1Gbpsも10Gbpsも最大通信速度です。

あくまでも理論上の話であるため、利用環境によって実測値は変わってきます。

トミー
トミー
10Gbpsに切り替えれば速度が向上する可能性もありますが、10Gbpsが必ず出るわけではない点には注意が必要です。
ダウンロード時間の比較
コンテンツ1Gbps10Gbps
200MBのアプリ1.6秒0.2秒
20GBのゲーム2分40秒16秒
80GBの動画9分20秒56秒

※ダウンロード時間は理論値です。

10Gは(PONの)ネットワーク規格が異なる

一般的に光回線は、1本の光ファイバーを分岐させて複数の加入者で使用しています。

この仕組みの事をPassive Optical Network、略してPONと言います。

トミー
トミー
PONの規格にはいくつか種類が有りますが、1Gと10Gでは規格が異なっています。

現在1Gの光回線を使用されている方は、回線事業者からレンタルしているONU(光終端装置)を、10G用の物に交換する必要があります。

フレッツ光・auひかり等が採用
通信規格下り最大上り最大最大分岐数
GE-PON
Gigabit Ethernet-
Passive Optical Network
(IEEE 802.3ah)
1Gbps1Gbps32
10G-EPON
10Gigabit-Ethernet
Passive Optical Network
(IEEE 802.3av)
10Gbps10Gbps64
NURO光が採用
通信規格下り最大上り最大最大分岐数
G-PON
Gigabit-
Passive Optical Network
(ITU-T G.984)
2Gbps1Gbps254
XG-PON
X(10)Gigabit-
Passive Optical Network
(ITU-T G.987)
10Gbps10Gbps64

一部のエリアで先行してサービス提供中

光回線の10Gプランは、2020年頃からサービス開始のため利用できるエリアがまだ限定的です。

NTTやKDDIなどのサービス提供エリアが全国規模の光回線事業者では、先行して関東の都市部を中心に10Gプランの提供を開始しています。

また、地域に根ざした電力系通信事業者のctc(中部エリア)や、オプテージ(関西エリア)なども、各地域で徐々に10Gプランのサービス提供を開始しています。

トミー
トミー
エリアは都市部の一部のみであるため、全国で利用できるようになるにはもう少し時間がかかるでしょう。
回線事業者サービス提供エリア
NTT東西
(フレッツ光クロス)
東名阪の一部エリアから提供開始
KDDI
(auひかり)
関東の一部エリアから提供開始
ctc
(コミュファ光)
中部地方の一部エリアで提供開始
オプテージ
(eo光)
関西地方の一部エリアで提供開始

料金は1Gプランの光回線よりも高め

通信速度が従来の10倍になるので、月額料金は1Gプランと比べると少し高めです。

通信費をなるべく安く抑えたい方や、現在の通信速度に満足している方は、急いで乗り換える必要はないでしょう。

利用料金の比較
回線事業者1Gbps10Gbps
auひかり
(ホームタイプ)
6,160円7,018円
ソフトバンク光
(戸建てプラン)
5,720円6,380円

※表示価格は税込です。

10G(ギガ)光回線を選ぶ際のポイント

10G(ギガ)光回線を選ぶ際のポイント

トミー
トミー
10Gのサービス提供エリアは、まだ限定的です。

10Gの提供エリアや、スマホセット等の条件を確認し、最適な回線事業者を選ぶようにしましょう。

光回線の分類とブランドを選ぶ

光回線(FTTH)の分類

光回線(FTTH)の分類

個人宅向け光回線の主な分類と、ブランドをご紹介します。

実は自社で光ファイバーを保有している会社はあまり多くありませんが、回線事業者によって、サービス提供エリアは異なります。

ドコモ光やソフトバンク光などの光コラボ回線は、NTT東西のフレッツ光を使ってサービス提供しています。

トミー
トミー
例えば、auひかりがサービス提供エリア外でも、フレッツ光や電力系通信事業者(PNJ)ではサービス提供エリア内という事もあります。

会社選びの参考にしてみてください。

自社回線利用
NTT東西フレッツ光
KDDIauひかり
電力系通信事業者
(PNJ)
コミュファ光(中部)
eo光(関西)
ピカラ光(四国)
BBIQ(九州)など
ケーブルテレビ
(CATV)
J:COM(10Gプランはauひかり回線)
イッツコム
KCN
ZTV など
他社回線利用
光コラボレーション
(NTTフレッツ回線を使用)
ドコモ光
ソフトバンク光
楽天ひかり
BIGLOBE光
enひかり など
ダークファイバーNURO光(光コラボとは異なるNTT回線を使用)など
トミー
トミー
自社で光ファイバーを持たずに、他社の卸売回線を使用してサービス提供している場合もあります。

代表的な事例では、NTTフレッツ回線を使用した光コラボレーションモデルが有名です。

また、プランによっては使用する光回線が異なるケースもあります。

10Gのサービス提供エリアを確認する

KDDI 公式サイト

画像出典:KDDI 公式サイト

まずは、各光回線事業者のサービス提供エリア内である事を確認します。

さらに10Gに対応しているエリアである事も追加で確認が必要です。

サービス提供エリアは、公式サイトで住所や固定電話番号などから調べる事ができます。

※光コラボ回線のエリア確認は、NTT東西 フレッツ光クロスのサービス提供エリアと同じです。

提供可能エリアは、NTT東西 フレッツ光のホームページをご確認ください。

スマホセット割を確認する

スマホとのセット割引では、通信費を大幅に下げる事ができる可能性があります。

最安値で使うなら、リサーチに時間を掛けるよりもスマホのキャリアと合わせる事が一番早い場合もあります。

セット割引に対応している代表的なスマホキャリアは以下の通りです。

スマホのキャリア割引内容
auauスマートバリュー
auスマホと自宅の光回線セットで最大1,100円/月 の割引
(離れて暮らす家族分もOK、最大10台まで対応)
UQモバイル自宅セット割
UQモバイル繰越プラン+指定光回線(KDDI系)のセットで最大858円/月 割引
ドコモドコモ光セット割
docomoスマホとドコモ光のセットで家族分のスマホも1台1,100円/月 割引(離れて暮らす家族分もOK、最大20台まで対応)
ソフトバンクおうち割 光セット 
ソフトバンク光とスマホセットで家族分のスマホも1台1,100円/月 割引(離れて暮らす家族分もOK)
Y!mobileおうち割 光セット(A) 
スマホとソフトバンク光とセットで最大1,188円/月 の割引

10Gの通信速度を活かすためには周辺機器のスペックにも注意

10Gの通信速度を活かすためには周辺機器のスペックにも注意

周辺機器を選ぶ際には、上記のポイントを確認するようにしてください。

WAN側の部分は10Gbpsになっても、LAN側の周辺機器やLANケーブルがボトルネックになって、せっかくの10G回線を活かしきれないのでは非常にもったいないです。

ソフトバンク光 公式サイト

画像出典:ソフトバンク光 公式サイト

トミー
トミー
周辺デバイスは10Gbps以上の速度が出る高価でハイスペックな物も出回っていますが、大元(WAN側)の光回線が10Gbpsなので、それ以上の通信速度が出る事はありません。

大は小を兼ねますが、適正なスペックの周辺デバイスを選ぶ事も大切ですね。

10G対応のルーターを選ぶ

無線LANと有線LANの規格

無線LANと有線LANの規格

10G対応ルーターの明確な定義付けはされていませんが、Wi-Fi通信規格が「WiFi6」か「WiFi6E」に対応している事、イーサネット規格(LANポート)が「10GBASE-T」に対応している事を確認するようにしましょう。

ここを確認

  • WiFi6かWiFi6Eに対応しているか?
  • 有線LANを使用する場合、10GBASE-Tに対応しているか?

Wi-Fi6・Wi-Fi6Eの最大通信速度は9.6Gbpsなので、10Gbpsには少し足りていないのですが、現在のWi-Fi通信規格では最大値になります。

トミー
トミー
Wi-Fi7(IEEE802.11be)が最大30Gbpsの理論値で、2024年頃に実用化スタートと言われていますので、無線区間は当面9.6Gbpsが最大通信速度という事になります。
Wi-Fi通信規格と通信速度
Wi-Fi通信規格最大通信速度利用可能周波数
WiFi7
(IEEE802.11be)
※2024年以降登場予定
対応機種はまだ無し
30Gbps2.4 / 5GHz / 6GHz
WiFi6E
(IEEE802.11ax)
対応していればOK◯
9.6Gbps2.4 / 5GHz / 6GHz
WiFi6
(IEEE802.11ax)
対応していればOK◯
9.6Gbps2.4 / 5GHz
WiFi5
(IEEE802.11ac)
6.9Gbps5GHz
WiFi4
(IEEE802.11n)
600Mbps2.4 / 5GHz

ルーターとパソコンなどをLANケーブルで有線接続する場合は、対応イーサネット規格にも注意が必要です。

ルーターをレンタルで利用する場合は、事業者側で適切なルーターを貸与してくれますが、ご自身で用意される場合は10GBASE-T(10Gbps)に対応している機種を選ぶようにしてください。

メーカーによっては規格名称ではなく、最大通信速度や、Mbps単位での表示になっている場合もあります。

10Gbps=10,000Mbps、1Gbps=1,000Mbps

対応イーサネット規格
(LANポート)
イーサネット規格最大通信速度
40GBASE-T
対応していればOK◯
(対応機種はまだほぼ無し)
40Gbps
10GBASE-T
対応していればOK◯
10Gbps
1000BASE-TX1Gbps
1000BASE-T1Gbps
100BASE-TX100Mbps
100BASE-T100Mbps
BUFFALO 公式サイト

画像出典:BUFFALO 公式サイト

10G対応のLANケーブルを選ぶ

LANケーブルに印字されたカテゴリー種別

LANケーブルに印字されたカテゴリー種別

LANケーブルにはCAT(カテゴリー)種別があり、種類によって最大通信速度が異なります。

CAT(カテゴリー)6A以上が、10Gbps対応になっています。

トミー
トミー
CAT6は10Gbpsに非対応ですのでご注意ください。
LANケーブルの種類と通信速度 
カテゴリー種別最大通信速度伝送帯域
CAT8
選んでOK◯
(対応機種はまだほぼ無し)
40Gbps2000MHz
CAT7A
選んでOK◯
10Gbps1000MHz
CAT7
選んでOK◯
10Gbps600MHz
CAT6e
選んでOK◯
10Gbps500MHz
CAT6A
選んでOK◯
10Gbps500MHz
CAT61Gbps250MHz
CAT5e1Gbps100MHz
CAT5100Mbps100MHz

UTPとSTPの違い

  • UTP:Unshielded Twisted Pair(シールドされていない)
  • STP:Shielded Twisted Pair(シールドされている)

一般的な利用には、手軽に使えるUTPケーブルが良いでしょう。

STPケーブルは、ケーブルにシールド加工がされているため、ノイズに強いという特性がありますが、使用時にはアース処理をする必要があります。

アース処理をせずにSTPケーブルを使用すると、滞留した電気の影響により、かえって通信に悪影響影を及ぼす事があります。

PCやスマホなどの接続デバイスも10G対応しているか確認

PCやスマホなどの接続デバイスも10G対応しているか確認

10G光回線の通信速度を最大限活かすには、ルーターと同じように、PCやスマホなどの接続デバイス側も10G対応である事が望ましいです。

使用しているデバイスの型番をネットで検索すると、スペックや仕様などがメーカーのホームページ上で確認できるようになっています。

万一10Gに対応していなかった場合でも、ネットが全く使用できないという事ではありません。

ここを確認

  • Wi-Fi通信規格がWiFi6かWiFi6Eに対応している事 
  • イーサネット規格(LANポート)が10GBASE-Tに対応している事

Apple製品を例に挙げると、iPhoneであればiPhone11以降はWiFi6に対応しています。

MacBook Proであれば、(16インチ、2021)以降はWiFi6に対応しています。

最後は実際に通信速度を測定してチェックする

10G規格のに対応している周辺機器を接続したら、最後は通信速度を測定してみましょう。

通信速度はお使いのブラウザで簡単にチェックする事ができます。

Google検索で「インターネット速度テスト」と検索すると、トップに通信速度を測定するためのツールが表示されます。

インターネット速度テスト

インターネット速度テスト

インターネット速度テスト

インターネット速度テスト

「速度テストを実行」をタップすると、速度の測定が始まります。

使用している回線の通信速度(下り帯域・上り帯域)と、レイテンシ(反応の速さ:別名PING)を30秒ほどでチェックできます。

トミー
トミー
極端に通信速度が遅い場合、お使いの機器のどこかがボトルネックになっている可能性があります。

 Google インターネット速度テスト

10G(ギガ)光回線のメリット・デメリットと必要性について

10G(ギガ)光回線のメリット・デメリットと必要性について

高速通信が魅力の10G光回線ですが、まだまだ全ての人に必要というわけではありません。

比較対象にされる事の多い「5Gモバイル回線」と、どちらが良いかも比較してみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

トミー
トミー
10G光回線のメリット・デメリットから、必要性について考えてみました。

10G光回線のメリット・おすすめな人

メリット

  • 理論値は1Gの10倍高速な通信速度
  • 各社10Gのスタートアップキャンペーンなどが多く、おトクに契約できる機会が多い

こんな人におすすめ

  • とにかく最速のネット環境を用意したい
  • 家族など多人数でネットを同時使用する事が多い
  • オンラインゲームをラグなく快適にプレイしたい
  • 4Kや8Kなどの高画質で大容量の動画ファイルを扱う事が多い など
トミー
トミー
10G光回線の最たるメリットは、やはり通信速度です。

10Gbpsの通信速度は5Gのモバイル回線よりも速いので、通信速度でストレスを感じる事は格段に少なくなるでしょう。

10G光回線のデメリット・向かない人

デメリット

  • 料金は1Gと比べて高い
  • サービス提供エリアがまだ限定的
  • ルーターやPCなどの周辺デバイスも10G対応していないと通信速度は上がらない

こんな人は向かない

  • 現状の通信速度に満足している
  • そもそもネット回線はあまり使わない
  • 月額料金はなるべく安い方が良い
  • VDSLやLAN配線方式の建物に住んでいる など
トミー
トミー
デメリットになるのが料金面です。

月額料金に加えて、10Gbpsの通信速度を活かすため、現在使用している周辺機器の買い替えが必要になる場合もあります。

VDSLやLAN配線方式の建物の場合、共用部から各家庭までの区間が最大100Mbpsの速度しか出ないため、大元の光回線を10Gbpsにしてもあまり意味がなく、そもそも契約できないようになっています。

5Gのモバイル回線と10Gの光回線どちらが良い?

光回線とモバイル回線の比較イメージ

光回線とモバイル回線の比較イメージ

光回線とモバイル回線の比較
光回線(10G)5G モバイル回線
メリット・安定した通信が可能
・データ容量の制限はなし
・開通工事が不要で開通が早い
(即日〜1週間以内)
・モバイルタイプのルーターなら持ち運び可能
デメリット・開通まで時間がかかる
(2週間〜1ヵ月)
・開通工事が必要
・現時点では10G光回線と比べると低速
・データ容量に制限がある場合が多い
・光回線と比べると通信の安定性は劣る

実はスマホやモバイルWi-Fiの5G基地局も、バックホールに10G光回線を使用しています。(将来的に100Gbpsになる)

バックホール(Backhaul)とは、通信基地局と基幹通信網を繋ぐネットワークのことを言います。

このバックホールは、無線方式であったり、衛星の場合も有りますが、ほぼ光回線を使用しています。

バックホールのイメージ図

バックホールのイメージ図

基本的には、どこのモバイル通信事業者も以下の伝送速度で運用していました。(エリアによっては例外有り)

モバイル通信のバックホール伝送速度
Distributed Ran方式の場合)
モバイル通信の世代バックホールの伝送速度
3G1.5〜100Mbpsが主流
4G100Mbps〜1Gbpsが主流
5G現在は10Gbpsが主流
(将来的に100Gbpsに移行)

つまり、モバイル回線の実測値は、使用しているバックホールの最大伝送速度を超える事はできないという事です。

さらに帯域を周辺のユーザーでシェアして使用するため、対象の基地局を使用しているユーザーが多ければ、その分だけ通信速度も遅くなります。

通信速度比較
(10G光回線と5Gモバイル回線)
通信形態最大通信速度(理論値)
5Gモバイル回線最大4.9Gbps
(docomo 5G SA)
10G光回線最大10Gbps

工事不要ですぐに使いたい人は5G(モバイル)回線が向いている

光回線の開通には、2週間〜1ヵ月程度の期間を要します。

特に3月・4月の引っ越しシーズンは、開通までの時間がさらに掛かります。

一方、モバイル回線は光回線と違って入線工事が不要なため開通が早いです。

手軽に高速な通信環境に乗り換えたい方は、5Gモバイル回線を利用した ホームルーターもぜひ検討してみてください。

10Gプランへの切り替え方法と注意点

10Gプランへの切り替え方法と注意点

1G光回線から10G光回線への切り替え手続きは、通信会社ごとに対応が異なります。

申し込み前に知っておいた方が良い注意点等を解説します。

申し込みの注意点

  • 10Gへの切り替えはプラン変更と解約・新規の2パターンある
  • プラン変更の場合でもレンタル品の交換は必ず発生する
  • フレッツ光クロス・光コラボ10Gは、現時点で「ひかり電話」非対応

10Gへの切り替え時は通信費見直しのチャンス

10Gへの切り替えは、通信会社見直しの絶好のタイミングです。

現在利用中の通信会社でプラン変更可能な場合もありますが、現在使用しているレンタル品は一度返却が必要で、プラン変更の事務手数料と工事費用もかかる場合がほとんどなので、解約・新規とあまり変わりません。

これを期に通信会社の見直し・乗り換えも検討してみましょう。

特に現在使用している回線は数年前にしたという方であれば、数年のうちに光コラボ回線など安価な光回線が登場していたり、利用しているスマホの会社が変わったという方もいると思います。

通信契約は一度利用開始してしまうと、面倒でなかなか乗り換えやプラン変更をする気にならないものです。

乗り換えをすることで、通信費を節約できたり乗り換え先でキャッシュバックが貰える場合もあります。

ぜひ、このタイミングで他に最適なプランがないか見直しをしてみましょう!

乗り換え先候補の一例

  • スマホの通信会社と合わせてスマホセット割を使う
  • キャッシュバックがもらえる事業者を選ぶ
  • 月額料金が安いプロバイダーに乗り換える
トミー
トミー
スマホとのセット割を使えば、大きく通信費を下げられる可能性が高いです。

また、キャッシュバックをもらってルーター購入費用や周辺デバイスの購入費用に充てるのも良いですね。

10Gへの切り替えはプラン変更と解約・新規の2パターンある

1Gからの切り替え方法

  • プラン変更で対応できるケース
  • 解約・新規が必要なケース
トミー
トミー
1G光回線から10G光回線へのプラン変更は大きく2つあります。

代表的な通信事業者と、それぞの注意点を解説します。

プラン変更で対応できるケース

10G光回線へのプラン変更を受け付けているケースです。

現在契約している通信会社に連絡をして、10Gプランに変更したい旨を申告しましょう。

事業者側で切り替え手続きを進めてくれます。

事業者申し込み方法など
ドコモ光ドコモショップか、ドコモインフォメーションセンター(0120-800-000)で申し込み可能
ドコモ携帯・スマホからは局番なしの151
ドコモ光 10ギガ」への料金プラン変更
auひかりプロバイダーがau one netの方のみネット(My au)で手続き可能
ご利用中のプロバイダーへ連絡が必要
【auひかりホーム】10ギガまたは5ギガへの速度変更
フレッツ光ネットか電話で申し込み可能
■NTT東日本
0120-116116 (午前9時~午後5時:土日・休日も営業)
NTT東日本 フレッツ光プラン変更の手続き
■NTT西日本
局番なし116
携帯から:0800-2000116
NTT西日本 フレッツ光プラン変更の手続き
コミュファ光ネット(Myコミュファ )から手続き可能
コミュファ光メニュー変更について
eoひかりeoマイページから手続き可能
eo光ネットのコース変更前について

ここに注意

  • 契約変更の事務手数料と切り替え工事費用は発生する
  • ONUやホームゲートウェイなどのレンタル品は10G用に変更が必要

解約・新規が必要なケース

同じ通信会社を継続して利用する場合でも、ご自身で1Gプランの解約申し込みと、10Gプランの新規申し込みが必要なパターンです。

事業者申し込み方法など
NURO光現在のプランを解約し、10Gプランで新たに申し込みが必要(プラン変更はできない)
解約窓口:0120-65-3810(受付時間 9:00~18:00)
オンラインでの解約:マンションタイプ戸建タイプ

ここに注意

  • 現在使用している回線を早めに解約してしまうと、ネットが使えなくなる期間が長くなる
  • 違約金が発生する場合があるため、契約時期と違約金の有無を確認する
  • 現在使用している1G用のONUやホームゲートウェイなどのレンタル品は返却が必要

プラン変更の場合でもレンタル品の交換は発生する

現在使用している、レンタル品のONU(光回線終端装置)や、ONU機能を持ったホームゲートウェイは、1G用の物は返却し、10G用の物を新たにレンタルする必要があります。

冒頭で少し触れましたが、1Gと10Gでは通信規格が異なるので使用する機器が異なるためです。

光ファイバー自体は単なる媒体なので、通信速度は光ファイバーの両端に接続する機器の性能によって変わります。

1Gから10Gへの切り替えイメージ

1Gから10Gへの切り替えイメージ

フレッツ光・光コラボ回線の機器例

1G用のONU

1G用のONU

画像出典:楽天ひかり 公式サイト

10G用のONU

10G用のONU

画像出展:NTT研究開発

フレッツ光・光コラボで使用されているレンタル品の一例
1G用
10G用
ONU
(光終端装置)
GE-ONU10G- ONU
ホームゲートウェイ
(ONU機能内蔵)
RX-xxxxxx
RT-xxxxxx
RV-xxxxxx
など
XG-100NE
(ONU機能なし)

フレッツ光クロス・光コラボ10Gは、現時点で「ひかり電話」非対応

フレッツ光クロス・光コラボ10Gは、現時点で「ひかり電話」非対応

フレッツ光クロスと、フレッツ光の回線を使用した光コラボの10G回線は、ひかり電話に対応していません。

ひかり電話を継続して使いたい場合はご注意ください。

【FAQ】10G光回線に関するよくある質問と回答

【FAQ】10G光回線に関するよくある質問と回答

トミー
トミー
10G光回線に関する、よくある質問と回答をシェアします。

この他に気になる点などありましたら、記事下のコメント欄からご質問頂ければ順次回答させて頂きます。

どうぞ、お気軽にコメントをしてください。

光回線の1Gと10Gは何が違いますか?

理論上の最大通信速度が、1Gbpsと10Gbpsでは10倍異なります。

例えば、100GBの映画をダウンロードするのに、1Gbpsの光回線では約13分20秒かかりますが、10Gbpsの光回線では約1分20秒でダウンロードできます。

また、10Gの光回線は登場して間もないため、サービス提供エリアが1Gの光回線と比べるとまだ狭く、月額料金はやや高いです。

1Gから10Gにプラン変更はできますか?

プラン変更できる事業者と、一度解約をして・新規で申し込みが必要な事業者があります。

NTT東西のフレッツ光・コミュファ光・eo光はネットからプラン変更ができます。

auひかりは、ご利用中のプロバイダーへ連絡が必要です。(au one netの方のみネットで手続きができます)

ドコモ光は、ドコモショップかドコモインフォメーションセンター(0120-800-000)で手続き可能。

NURO光は解約・新規の手続きが必要です。

マンションで使える10G回線はありますか?

フレッツ光クロスや、ドコモ光などの「光コラボ回線」では、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・大阪市・名古屋市の一部地域限定で、マンション向けプランの提供をしています。

10Gルーターの速度は?

機種によって異なりますが、無線LAN接続時の最大通信速度は、9.6Gbps(WiFi6)です。

有線LAN接続時の最大通信速度は、CAT6A以上のLANケーブル使用で10Gbpsです。

ドコモ光(10Gプラン)のエリア拡大予定は?

ドコモ光は、NTT東西のフレッツ光を使用した「光コラボレーションモデル」と呼ばれるタイプの光回線です。

つまり、ドコモ光(10Gプラン)のサービス提供エリアは、NTTフレッツ光 クロスの提供エリアと同じです。

今後のエリア展開計画については、NTT社内で検討中とのことですが、基本的には需要の高い都市部エリアから順次提供開始していく事になりますので、NTT東西の公式アナウンスをお待ちください。

切り替え当日は何時から使えるようになりますか?

回線事業者によって異なります。

フレッツ光クロス(NTT西日本)は、切り替え日当日の午前5時から午前7時30分の間に、NTT局内のシステムで通信経路を変更するための電子ジャンパー変更が行われます。

この局内切り替え後に、10G用の通信経路に切り替わります。

NTTの作業員がご自宅に派遣されない無派遣工事の場合は、午前7時30分以降にご自身でONUを接続すれば10Gの光回線が使用できるようになります。

NTT西日本「フレッツ 光ネクスト」から「フレッツ 光クロス」への変更はできますか。 より

【まとめ】今後は10G(ギガ)の光回線が主流になる

【まとめ】今後は10G(ギガ)の光回線が主流になる

トミー
トミー
最後におすすめ10G光回線のまとめです。

4K・8K動画や、VOD、IoTデバイスの普及に伴い、10年前と比べると必要な通信速度も格段に増えてきています。

現在、10Gのスタートアップキャンペーンなども多く実施されているので、乗り換えのチャンスかもしれません。

参考になれば幸いです。

おすすめ10G光回線 5選
回線事業者月額料金(税込)
ソフトバンク光
光コラボ回線
6,380円
とくとくBBドコモ光
光コラボ回線
2年縛りプラン:6,380円
縛りなしプラン:8,030円
enひかり
光コラボ回線
5,445円
auひかり7,018円〜
eo光
関西エリア限定
1年目:3,280円月
2年目以降:6,530円

まとめ

  • 10G光回線は、理論上1Gbpsの10倍高速な通信が可能
  • 一部のエリアで先行してサービス提供中
  • 料金は1Gプランの光回線よりも高め
  • 10Gの通信速度を活かすためには周辺機器のスペックにも注意
  • NTT東西のフレッツ光クロスを利用した光コラボ回線がおすすめ
  • この記事を書いた人

トミー

関東出身、通信業界に約20年身を置く現役の通信技術者です。 これまでに販売代理店での固定系回線販売や、ISPでのテクニカルサポート業務を経て技術畑に転身。 現在はモバイルネットワークに関わる仕事に約15年従事し、無線技術や通信基地局向けの光回線、IPネットワーク等の技術と日々向き合っています。 このサイトでは、快適な通信環境を整えるための情報を、簡潔に噛み砕いて分かりやすく伝える事を心がけています。» 運営者情報

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