「光回線で10G出るサービスが出たらしいけれど、みんな使えるの?」
「10Gのおすすめの会社が知りたい」
光回線の中でも超高速通信が可能なのが10Gサービスです。

光回線の10G対応とは?
まずは、光回線の10G対応の概要を紹介します。
結論は、以下の通りです。
- 最大10Gbpsの通信が可能(エリア限定)
- 理論上は、主要な光回線の10倍高速
- 大容量通信・超高速通信を求める方におすすめ
- 料金は、1Gの光回線より高め

エリア限定で、10Gbpsの速度に対応
光回線の10Gとは、最大10Gbpsの速度で通信できるものを指します。
これまで一般家庭では利用できなかった超高速通信が利用できるようになったのです。
とはいえ、10Gのサービスは始まったばかりな点には注意が必要だといえます。
エリアは都市部の一部のみであるため、全国で利用できるようになるには時間がかかるでしょう。
ちなみに、NTTの提供する10Gプラン(フレッツ 光クロス)の対応地域は以下の通りです。
なお、このエリアは東日本の方向けです。
そして、記事執筆時(2021/1/28)の情報のため、最新情報は公式サイトをチェックしてください。
- 東京23区の一部地域(中央区・荒川区を除く)
- 東京都狛江市の一部地域
- 東京都調布市の一部地域
- 東京都三鷹市の一部地域
現状では、エリアが限定されているため、申し込み前に必ずサイトを確認する必要があるといえます。
理論上は、光回線で主流な1Gbpsの10倍高速
現在主流な光回線の速度は、1Gbpsです。
フレッツ光や光コラボを使用している場合には、1Gbpsで契約していることが多いでしょう。
1Gbpsと10Gbpsを比較すると、おおよそ10倍速度の向上が見込めます。
ただし、1Gbpsも10Gbpsも最大速度です。
あくまでも理論上の話であるため、環境によって速度は変わってきます。
10Gbpsに切り替えれば速度が向上する可能性もありますが、10Gbpsが必ず出るわけではない点には注意してください。
超高速通信をしたい方におすすめ
10Gプランは、超高速通信をしたい方におすすめです。
4K動画をよく見る方や、大容量通信を行う方は契約を検討するとよいでしょう。
また、通信環境をよりよくしたいと考えている方も契約するのがおすすめです。
料金は通常の光回線より高め
速度が早いぶん、料金も割高なのが10Gの特徴です。
月額利用料は、フレッツ 光クロスが6,930円で、プロバイダ料金を含めると8,000円程度になります。
そのため、通信費を抑えたい方や、今の光回線で十分な場合には、急いで乗り換える必要はないといえるでしょう。
10Gの光回線おすすめ4選
ここでは、本記事おすすめの光回線を4つ紹介します。

ドコモ光✕GMOとくとくBB
1番のおすすめは、ドコモ光です。
GMOとくとくBBとセットで契約することで、月額料金が6,300円になります(2年定期契約の場合)。
なお、10Gプランの場合には、専用のルーターをレンタルする必要があり、東日本エリアの場合は別途毎月500円かかります。
西日本の場合には、レンタル料はかかりません。
対応エリアは、フレッツ 光クロスのエリアに準じています。
そのため、都内もしくは大阪・名古屋の一部地域で利用可能です。
ドコモ光✕GMOとくとくBBを契約すると、「ドコモ光専用無料訪問サポート」が利用できるのがメリットです。
「インターネットの接続方法がよくわからない」「10Gって設定はどうするの?」という方は、無料で設置のサポートをしてもらえるため安心です。
設定に来てもらえば、すぐにインターネットが使えます。
また、ドコモ光であることから、ドコモのスマートフォン料金もお得になるのが嬉しいポイント。
ドコモポイントも貯められるため、ドコモユーザーに特におすすめです。
auひかり ホーム10ギガ
auひかりでも、10Gプランを提供しています。
対応エリアは、東京を中心とした一部地域に限られています。
詳細なエリアは、auひかり公式サイトから確認するのがおすすめです。
建物の種類と郵便番号で簡単に検索できます。
auひかりの嬉しいポイントは、auスマホとセットで利用すると料金がおさえられるところです。
auスマートバリューが適用できる場合には、スマホの利用料が1台ごとに割引されます。
そのため、家族でauを使っている場合には、通信費の削減にもつながるでしょう。
そのほか、フレッツ光や光コラボでは対応エリア外であったとしても、auひかりであればエリア内の可能性があります。
auひかりとフレッツ光の光回線は違う種類だからです。
そのため、エリアの確認をしてみるとよいでしょう。
NURO 光 10G
NURO光でも、10Gのプランを提供しています。
10Gプランは戸建てのみ対応の場合が多いですが、NURO光の場合には5階以下の集合住宅であれば契約できます。
対応エリアは、記事執筆時で以下の通りです。
- 東京
- 神奈川
- 静岡
- 大阪
- 兵庫
- 奈良
※それぞれ一部地域を除く
首都圏以外のエリアも対応しているため、エリア検索をしてみるとよいでしょう。
NURO光の10Gプランの場合、2年縛りのプランにすると、工事費の割引が受けられます。
そのため、初期費用をおさえたい方や、長く利用する予定の場合には、縛りプランがおすすめです。
縛りなしのプランでは、工事費の40,000円を30回の分割で支払うことになります。
eo光ネット10ギガ
eo光は、関西地方を中心にインターネットを提供しています。
そんなeo光でも、10ギガプランが利用可能です。
対応エリアは、eo光が提供されているエリアのうち、80%以上となっています。
関西・近畿でインターネットを検討する場合には、eo光も視野にいれるとよいでしょう。
工事費が実質無料になったり、他社からの乗り換えにかかった費用を現金還元してくれるなど、手厚いキャンペーンも魅力的です。
また、月額費用を最大1年間、1ギガプランと同じ料金にまで割引するキャンペーンも実施中。
対応地域の場合には、10ギガをお得に利用できるといえるでしょう。
10Gの光回線を利用する際の注意点
10Gプランは良いところも多いですが、いくつか注意する必要のある点もあります。
そのため、ここでは光回線の10Gを使う際の注意点を紹介します。

- 10Gbpsは理論値であること
- 専用の機器が必要になること
- 利用開始まで時間がかかること
- 自宅のパソコン等が10Gbpsに対応している必要があること
それぞれ紹介します。
最大10Gbpsは理論値
まずは、速度についてです。
「10Gbpsになるから、今までの光回線より10倍早くなる」と思うかもしれません。
しかし、10Gbpsという速度はあくまでも理論値です。
最大の場合には10Gbpsになりますが、最大値まで出るのはまれだと考えておくと良いでしょう。
1Gbpsのプランでも、1Gbpsまで速度がでることはほとんどありません。
あくまでも参考の速度そして考えておくのがおすすめです。
実際の速度が知りたい場合には、速度の口コミサイト等で確認してみるとよいでしょう。
専用の機器が必要になることも
10Gプランの場合、ルーターなどが専用の機器になる場合がほとんどです。
そのため、機器のレンタル料金が発生する場合があります。
機器をレンタルしないと通信できないこともあるため、必ず条件を確認しましょう。
利用開始まで時間がかかる
10Gを利用するためには工事が必要です。
たとえばNURO光の場合には、2回に分けて工事が必要になるため、時間がかかることを考えておくとよいでしょう。
そのほかのサービスの場合でも、工事には最低でも2週間、おおよそ1ヵ月程度見ておくと安心です。
なお、工事の日程はどんどん埋まっていくため、早く使いたい場合には、できるだけ早く申し込むとよいでしょう。
自宅のPC等が10Gbpsに対応している必要あり
いくら光回線が10Gbpsに対応していたとしても、パソコンやWi-Fiルーターが10Gbpsに対応していない場合には、満足できる速度が出ません。
そのため、10Gプランにする場合には、LANケーブルやWi-Fiルーターの対応状況もよく確認するのがおすすめです。
なお、Wi-Fiルーターについては、レンタルされるものを利用すると安心です。
レンタル料も月に500円程度のためレンタルしやすいといえます。
LANケーブルについては、「カテゴリ7」や「10GBASE-T」と書かれたものを利用しましょう。
なお、ケーブルだけでなくパソコンなどの機器側も10GBASE-Tに対応している必要があります。
パソコンの説明書や仕様をよく確認し、10Gに対応している場合は導入するとよいでしょう。
まとめ

まとめ
- 従来の十倍高速な光回線
- 対応エリアは都市部やその周辺のみ
- 料金は従来の光回線より割高
- 10Gを最大限活用するためには、Wi-FiルーターやLANケーブル・PCなどが対応している必要あり